ぺんぺん
当然政府も対策に乗り出していることと思いますが、どう変わっているのかいまいち実感が湧かないですよね。
この記事では、妊婦検診にかかる費用を国がどのくらい負担してくれてるのかを都道府県別にランキングにしてみました。
※本記事は、厚生労働省が令和元年10月1日に発表した資料に基づいて記載しております。
参照元:【厚生労働省】妊婦健康診査の公費負担の状況に係る調査結果について
実際昔と比べてよくなっているの?
公費負担額(妊婦1人当たりに対して国が負担してくれる金額)は、調査対象の全国平均で105,734円とのことです。【平成30年4月1日時点】
平成28年4月時点の調査では102,997円とのことだったので、負担してくれる額は上がっているようですね。
昔と比べて、国は妊婦への援助が手厚くなっているということがわかったところで、本題のランキングを見ていきましょう。
【都道府県別】妊婦検診の公費負担額ランキング
順位 | 都道府県名 | 妊婦1人当たりの公費負担額 |
---|---|---|
1位 | 石川県 | 137,813円 |
2位 | 福島県 | 129,978円 |
3位 | 岐阜県 | 129,146円 |
4位 | 長野県 | 127,026円 |
5位 | 徳島県 | 125,020円 |
6位 | 秋田県 | 120,709円 |
7位 | 岡山県 | 119,885円 |
8位 | 新潟県 | 118,595円 |
9位 | 宮城県 | 118,019円 |
10位 | 青森県 | 117,628円 |
11位 | 山口県 | 117,075円 |
12位 | 大阪府 | 116,309円 |
13位 | 香川県 | 114,600円 |
14位 | 岩手県 | 113,118円 |
15位 | 高知県 | 110,980円 |
16位 | 三重県 | 110,400円 |
17位 | 愛知県 | 109,276円 |
18位 | 島根県 | 108,944円 |
19位 | 滋賀県 | 106,268円 |
20位 | 福井県 | 104,936円 |
21位 | 富山県 | 103,880円 |
22位 | 福岡県 | 103,813円 |
23位 | 鹿児島県 | 102,955円 |
24位 | 鳥取県 | 102,730円 |
25位 | 広島県 | 102,476円 |
26位 | 山形県 | 102,400円 |
27位 | 熊本県 | 102,293円 |
28位 | 千葉県 | 101,573円 |
29位 | 佐賀県 | 101,440円 |
30位 | 埼玉県 | 101,010円 |
31位 | 長崎県 | 100,257円 |
32位 | 北海道 | 99,928円 |
33位 | 奈良県 | 99,514円 |
34位 | 沖縄県 | 99,215円 |
35位 | 静岡県 | 98,800円 |
36位 | 群馬県 | 98,730円 |
37位 | 茨城県 | 98,075円 |
38位 | 宮崎県 | 97,602円 |
39位 | 大分県 | 95,061円 |
40位 | 栃木県 | 95,000円 |
41位 | 兵庫県 | 94,746円 |
42位 | 和歌山県 | 92,190円 |
43位 | 京都府 | 91,320円 |
44位 | 愛媛県 | 90,910円 |
45位 | 山梨県 | 88,580円 |
46位 | 東京都 | 86,742円 |
47位 | 神奈川県 | 71,417円 |
出典:【厚生労働省】妊婦健康診査の公費負担の状況について(平成30年4月1日現在)
1位と最下位で約65,000円もの差があるんですね。
それでも、最下位の神奈川県は4年前と比べると1万円ほど金額アップしているようです。
ただ、これはあくまでも都道府県の平均の金額であって、市区町村ごとの各自治体によって公費負担額は異なります。
また、妊婦さんへの補助制度は妊婦検診のお金を負担してくれる以外にも市区町村によって様々な助成制度があります。
例えば、
埼玉県 戸田市では、妊娠中から出産後1年未満の人を対象に、格安の料金で家事・育児のヘルパーを派遣してくれるそうです。
つわりが重いと家事もままならないので、嬉しい制度ですね。
東京都 練馬区では3人目以降の出産1人につき20万円を支給してくれます。
上記はほんの一例ですので、もっと詳細に知りたい方はお住いの自治体のHPなどでご確認ください。
最後に
今回は、「妊婦1人当たりの公費負担額」という1点において比較したランキングでしたが、上記にも述べた通り助成制度は市区町村や各自治体によって様々あります。
今回のランキングで順位が低くても、トータル的に見たらかなり妊婦に優しい制度が充実しているというケースもあるかと思います。
妊娠をきっかけに引っ越しを考える人も多い程住まい選びは大事なので、しっかり調べて制度を有効活用しましょう!