1980年のある日、「ジョージア・クラフト・コーポレーション」の従業員らが樫の木を伐採し、切断した木の幹をトラックに積み込んでいました。
その際に木の幹の中から「あるもの」を発見。
見つけた瞬間、空いた口がふさがりませんでした。
それがこちら…
なんと、木の幹の中に挟まっていたのは犬のミイラでした。
発見した伐採職人はさぞ驚いたことでしょう。
それにしても姿かたちや歯が綺麗に残っていますね。
なぜこうなったのか
調査の結果、どうやらこの犬は1960年代初頭の猟犬だったようです。
この犬のミイラは、行き詰まるという意味をもじって「スタッキー」と名付けられました。
スタッキーは猟の最中にリスを追って木のウロに入り込み、不幸にもそのまま出られなくなってしまったよう。
そのまま、長い年月の間ずっと木の幹に挟まった状態にあったとのこと。
通常であれば森の中で動物が死ぬと、遺体は朽ち果て小動物に食べられる運命となります。
しかしスタッキーは、小動物が侵入しない木の奥深くにまで入り込んでいたため、ミイラになるまで動物に食べられることなく存在していられたのです。
さらに樫に含まれる豊富な植物タンニン成分は脱水性が高く、その効果も作用して状態の良いミイラに仕上がったのでした。
現在スタッキーは木の幹ごとウェークロスのサウザン・フォレスト・ワールド博物館に展示されているそうです。
なんとも気の毒なワンちゃんです。
一度見てみたいものです。
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