楽天は言わずと知れたECサイト「楽天市場」を運営する大企業ですよね。
楽天は2019年1月に、消費者が楽天市場内のどの店舗で購入しても、一定額以上であれば一律で送料を無料にする(送料は出品者が負担)」という構想を打ち出しました。
そして2019年8月に、その送料無料ラインとなる購入金額を3980円にすることを発表しました。
その送料は楽天が負担してくれるのではなく、商品を売りに出している出品者側が負担することになります。
それが独占禁止法に引っ掛かるとのことで、2020年2月10日に捜査が入り話題になっていました。
その後改善が見られず、予定どおりに送料無料化を実施する姿勢をみせたため、今回、2020年2月28日に「緊急停止命令」なるものが申し立てられました。
緊急停止命令とは、独占禁止法に違反する疑いがある行為を一時的に止めさせる命令です。
ちなみにこの命令が発せられるのは16年ぶりのことみたいです。
とはいっても、実際消費者である私たちにどういう影響があるのかよくわかりませんよね。
楽天のサービスが使えなくなるの?
いいえ、使えなくなりません。
楽天のサービス(楽天市場、楽天ペイ、楽天カードなど)は今まで通り利用できます。
つまり、私たち消費者には何の影響もありません。
現段階では全く気にしなくてもよさそうです。
一先ず安心ですね。
じゃあ、緊急停止命令って一体なんなの?
「命令に従わない事業者は30万円以下の過料が科されます。」
私はこれを知ったとき、それだけ?って思いましたw
捜査を行った上で、改善されなかったから出された16年ぶりの命令なのに、処罰が30万円だけって。
今後も改善が見られなければどんどん処罰が厳しくなるんでしょうけど…。
ちょっと甘いんじゃないかと思いますね。。
これを受けて楽天は、
「法令上の問題はないと考えている」
「今後も出店者やユーザーの声に真摯に耳を傾け、本施策の改善に役立てて参ります」
などとコメントしていますが、出店側は楽天の考えに納得していないように感じます。
今後の動きに注目ですね。
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