【出産に向けて】緊急帝王切開の流れとは?どんな場合になるの?

【出産に向けて】 緊急帝王切開の流れとは? どんな場合になるの?

ふぉる

帝王切開、こわいなぁ(´-ω-`)

誰しも、初めての出産はわからないことだらけで不安が募りますよね。

今回は、緊急帝王切開についてご紹介していきます!

 

ちなみに、「帝王切開」についてよく知らない!

という方はこちらの記事からご覧いただけると理解がしやすいかと思います。

>>帝王切開とは?大まかな流れは?痛みはあるの?

 

緊急帝王切開とは

当初は自然分娩の予定だったものの、母子に何かしらトラブルが生じ、直ちに赤ちゃんを母体から取り出さなければならないケースがあります。

その時に行う手術が緊急帝王切開です。

 

上記とは逆に、帝王切開をあらかじめ予定しており、手術日も決めておくものを予定帝王切開と言います。

予定帝王切開について知りたい方はこちら

>>予定帝王切開の流れとは?どんな場合になるの?

 

どんな時に緊急帝王切開に?

赤ちゃん側のトラブル

胎児機能不全

妊娠中・分娩中に赤ちゃんが低酸素状態になり、命に危険が及ぶ危険がある状態を胎児機能不全と言います。

分娩中に赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いてしまったり、胎盤機能の低下などで起こります。

なるべく早く赤ちゃんを体外に出してあげることが大切なので、場合によっては緊急帝王切開を行います。

 

臍帯下垂・臍帯脱出

赤ちゃんに酸素を届けるへその緒が、赤ちゃんより先に子宮口まで下がってきたり、膣内にはみ出たりするトラブルです。

臍帯下垂は、自然に戻った場合は自然分娩、治らなかった場合は予定帝王切開になる場合が多いようです。

 

臍帯脱出は、赤ちゃんに酸素が送られなくなってしまうため、数分以内に胎児機能不全に陥ってしまいます。

そのため、すぐに緊急帝王切開が行われます。

 

前置血管破綻

臍帯血管という赤ちゃんを包む卵膜の下にある血管が、内子宮口に面している状態を前置血管と言います。

その状態で破水し、卵膜と一緒に前置血管が破裂することを前置血管破綻といい、出血が起きてしまいます。

これが起きた場合、緊急帝王切開となります。

 

また、事前に前置血管が発見されていた場合は予定帝王切開となります。

 

前期破水

陣痛が来る前に卵膜が破れ、羊水が出てしまう状態を前期破水と言います。

妊娠37週未満で起こると、胎児機能不全や子宮内感染などの恐れがあるため緊急帝王切開になることがあります。

 

ママ側のトラブル

分娩停止・遷延分娩

分娩停止または遷延分娩とは、お産が始まってもなかなか陣痛が強まらなかったり、子宮口が開かない場合の事。

陣痛促進剤の効果もなく、分娩を早く済ませなければ母子に影響がある場合、または経膣分娩が難しい場合は緊急帝王切開が行われます。

 

重症妊娠高血圧症候群

妊娠中に高血圧になることを、妊娠高血圧症候群といい、蛋白尿など様々な合併症を引き起こします。

重症と判断されると、多くは予定帝王切開になりますが、状態などによっては経膣分娩も選択できます。

しかし、分娩中に状態が悪化・胎児機能不全などが見られると、緊急帝王切開に切り替えられる場合もあります。

 

常位胎盤早期剥離

赤ちゃんが生まれるより先に胎盤がはがれてしまうことを常位胎盤早期剥離と言います。

子宮の中で大量出血が起こり、母子ともに危険な状態になることが多いため、直ちに緊急帝王切開を行います。

 

子宮破裂

過去に子宮の手術(帝王切開・子宮筋腫の手術など)を受けている場合、分娩中に子宮が避けてしまうことがあります。

過去に手術を受けていなくても、子宮破裂を起こすケースも稀にあります。

 

これが起こると、母体の死亡率が2~5%、胎児の死亡率が20~80%と大きな危険を伴います。

子宮破裂は稀なトラブルですが、発症した場合は直ちに緊急帝王切開を行います。

 

妊婦心肺停止

妊婦さんが何らかの理由で心肺停止に陥った場合、母子ともに命を救うため、妊婦さんの救命措置と緊急帝王切開を並行して行います。

 

緊急帝王切開の流れ

分娩室に入った後に緊急帝王切開になった場合は、医師から説明を受けて口頭での同意で手術を勧めます。

※緊急性が低い場合は同意書にサインも行います。

大まかな流れをご紹介します。

 

  1. 胎児の心音聴取
  2. 点滴をする
  3. 手術室に移動して局部麻酔をする(全身麻酔の場合も)
  4. 麻酔が効いたことを確認し、手術を開始
  5. お腹を切開し、赤ちゃんを取り出す
  6. その後、胎盤を取り出す
  7. 切開部の縫合

 

状態や緊急性によっても異なる場合があるので、参考程度にお願いします。

 

費用は?保険は適用される?

緊急帝王切開の手術費用はおおよそ22万円強。

これに加えて通常の分娩費用もかかるため、かなり高額な費用になります。

しかし、帝王切開の費用は健康保険が適用されるので、3割の自己負担で済みます。

 

緊急帝王切開について:最後に

妊娠・出産には急なトラブルが起こる危険性も。

もしもの時に備えて、緊急帝王切開の知識を付けておき、気持ちに余裕をもって出産に挑みたいものです。

帝王切開も自然分娩も、赤ちゃんに会えるということには変わりありません。

母子ともに健康的に出産を終えられるように、毎日を健康に過ごしましょう☆彡