新型コロナウイルスの感染の拡大を防ぐため、安倍首相は全国全ての小中学校と高校、特別支援学校に対し、来週3月2日から春休みまで、臨時休校するよう要請しました。
それにより、多くの学校の卒業式が中止に…。
早めに準備していた学校は、卒業式の予定を28日、29日などに繰り上げてしっかり対策を行った上で、特別な形で実施した模様です。
特別な対応を行った学校をピックアップしましたので、みていきしょう!
【愛知県大口町の中学校】休校明けに登校→いきなり卒業式
愛知県大口町唯一の中学である町立大口中では28日午後、保護者や来賓抜きで卒業式を開きました。
全校生徒には、この日の4時限目に各担任から午後の5時限目の授業が卒業式になることを伝えました。
当然のことながら、いきなりの卒業式決行に生徒からは驚きの声が上がったといいます。
卒業式には校長先生と、3年生全員と担任、そして送辞を読むために2年生の代表が1人だけ参加したとのことです。
最少人数ですが、式の決行はできた模様です。
【岐阜県の中学校】卒業式は開かず、卒業証書を急きょ手渡し
岐阜県内の中学校では、卒業式の代わりに急きょ5時限目の授業を使って3年生に卒業証書を手渡したようです。
来賓や保護者は呼ばず、教職員と1、2年生全員が見守る中、全員がマスクを着用するなど対策を念入りにして実施したようです。
【北海道江別市の高校】生徒の名前を読み上げる動画を配信
北海道江別市の高校では、29日に予定していた卒業式が中止になりました。
しかし、教師と生徒が直接顔を合わせることはできませんが、せめて一人ひとり卒業を祝いたい!
そんな教師たちの思いから、生徒全員の名前を読み上げる様子を収めた動画を生徒へ配信しました。
動画は卒業生227人の名前をクラスの担任が読み上げたものや、校長が生徒に卒業証書を手渡す様子のイメージだったり、教職員が校歌を歌う様子などが収められていたようです。
最後に
式を挙げられないのは残念なことですが、なんとか卒業を迎えさせてあげたいという教員たちの思いが伝わる素敵な対応ですよね。
全国の教員・学校関係者の皆様、ご対応お疲れ様です。
この混乱が速く収まることを祈ります。
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