私の初産出産レポをまとめました!
陣痛の始まり方や前触れなど、細かく思い出して書き起こしました。
2020年の夏の出産だったので、まさにコロナ禍という時期でした。
出産を控えていて不安に思っていたり、将来出産を考えている方の参考になれば幸いです。
出産までに私がしたこと
出産予定日が近づくと、なんとなくソワソワしてしまったので、よくジンクスを調べては試していました。
- オロナミンCを飲む
- 焼肉を食べる
- 家の床中を雑巾がけ
効果があったかはわかりませんでしたが、そうして過ごすことで自分を落ち着かせていました。
陣痛バッグと入院バッグの準備はもちろん万全にし、いつ陣痛が始まっても大丈夫なようにしていました。
陣痛バッグと入院バッグの中身についてはこちらの記事に詳しくまとめていますので、興味がある方はご覧ください。
>陣痛バッグと入院バッグに入れてあって良かったものを紹介【おすすめの中身】
陣痛が来る前触れ?出産日前日の変化
出産日前日は、生理痛よりも軽いちょっとした下腹部の違和感がありました。
痛いまでいかないけど、なんか違和感あるな…と思いながら過ごし、夕方になる頃には張りが出てきました。
お腹がかなり硬く張り、形も正面から見たとき横長の楕円型に。
これはお産が近づいているのでは!?
と、旦那と話していました。
この日がちょうど出産予定日でした。
陣痛の始まり~出産まで
夕方から陣痛のカウントを始め、初めは間隔にばらつきがあったものの、夜には大体20分前後の間隔に落ち着いてきました。
はじめはお腹に少し違和感を感じる程度でしたが、これは陣痛だと決定的に確信したのは、夜の9時頃です。
とあるお笑い番組で東京03の漫才が始まり、声を出して笑ったとき、腰とお腹に響くような鋭い痛みが走り、それが10数秒続きました。
あの痛みは強烈で、今でもその時に見ていたものや痛みに耐える姿勢までよく覚えています。
ちなみに、陣痛の間隔は『陣痛きたかも』というアプリで計測していました。
深夜1時、陣痛間隔が10分を切る
そして少しづつ短くなっていき、日付を回った深夜1時、ついに10分間隔を切ります。
今日入院するのは間違いないと考え、食べられるうちにとコンビニのおにぎりを食べましたが、すでに痛みにより食欲が無く、半分程度しか食べられませんでした。
そして入院バッグの中の最終確認を行い、病院へ向かう準備を済ませました。
深夜2時、産院へ移動
病院へ陣痛の間隔が10分を切ったことを連絡し、深夜2時に旦那と共に徒歩で産院へ向かいました。
旦那には入院バッグを持ってもらい、私は日頃一緒に寝ている猫のぬいぐるみとお気に入りの膝掛けを握りしめて移動。
この時既に陣痛が来ると立ち止まる程度には痛みが強くなっていましたが、陣痛が去っているタイミングを狙ってなるべく急ぎました。
産院へは徒歩2分程度の距離なので、旦那と「いよいよだね」と心を弾ませながら夜道を歩きました。
コロナ禍での出産だったため、産院へ着くと旦那は一時帰宅となりました。
出迎えてくれた看護師さんに、「あら、まだ余裕そうねぇ」と声をかけられたのを覚えています。
入院、子宮口3cm
入院時の診察で、ノンストレステストや点滴の針を刺す処置をされました。
この点滴針が超太くて痛い…
万一輸血等の処置が必要になったときにすぐできるように刺しておくのだそうです。(私は刺しただけで終わり、産後撤去されました笑)
内診を行うと、既に子宮口は3cm!
とても柔らかく、「お産自体は早く進むかもね」と褒めていただきました。
陣痛に耐えながらの内診はかなりきつかったですが、それを聞けて安心しました。
7時、子宮口5cm
入院してから5時間。
様々な検査と処置が終わり、3時に病室へ移動しました。
それからは1人病室で陣痛に耐え続け、午前7時の診察で子宮口は5cmまで開いていました。
ただ、1人で陣痛に耐え続ける時間は本当に長く苦しいものでした。
赤ちゃんに酸素を送ることを意識して、陣痛時は深く長く呼吸する事だけを考えていました。
私が楽だった体勢は、横を向いてベッドの柵を握りしめるという体勢です。
ただ、もし誰かいてくれたのなら腰を押して欲しかった…
旦那がテレビ通話で励ましてくれたので、なんとか乗り越えられました。
9時、陣痛室へ移動。先生が子宮口を6cmに
移動中も陣痛が到来し、手すりに捕まってやり過ごしながらも、ようやく陣痛室へ到着。
そこで先生の内診があり、先生のゴッドハンドで子宮口を6cmに広げてもらいました。(←めっちゃ痛い)
10時、診察で子宮口8cm強に
内診すると、もう子宮口が8cmちょっとに!
いよいよこの痛みも終わりが見えてきたと、少し期待したのを覚えています。
10時40分、子宮口ほぼ全開に
子宮口がほぼ全開と言われて、ついに分娩台へ移動!
歩いて移動していると、
「あら、余裕そうね!これなら大丈夫!きっとすぐ生まれるよ!」
と看護師さんたちに励まされました。
10時55分、破水
分娩台へ上がり、人工破膜をしました。
破水してからは陣痛の痛みが桁違いになったのを覚えています…
破水するとお産がより進むようです。
11時、旦那に連絡し病院へ来てもらう
コロナ禍での出産のため、陣痛中の付き添いは不可能だったものの、出産時の立ち会いは30分のみ可能だったため、激痛の合間にLINEで旦那に連絡。
旦那が到着してからは、飲み物を飲むときにサポートしてもらったり、応援しながら団扇で仰いでもらったりと、たくさん助けてもらいました。
それまでは陣痛時も静かに耐えていたものの、いきみがいざ始まった頃には、激痛で声が漏れてしまうほど。
しかし、産まなきゃ終わらん、ともうヤケクソになりながらひたすら全力でいきみ続けました。
11時22分、出産
いきみ初めておおよそ30分、ようやく長女を出産!旦那も涙目でひたすら私を褒めてくれました。
ビビっていた会陰切開もなく、医療介入もなしで産まれて来てくれました。頭が出てからは、ほんの少しいきむだけでするんと出て来てくれたのを覚えています。
ただ、頭が出るまでの助産師さんのお股グリグリ攻撃がとてつもなく痛かった…
でもグリグリの痛みを感じると、不思議なことに体が勝手にいきみたくなるんです。
さすがは助産師さん。
産後
無事出産し、満身創痍の中で娘がこの胸にくるのを待っていると、横から看護師さんたちの明るい話し声が聞こえ、ふと見てみるとまさかの旦那がフライング抱っこ(笑)
えー、1番は流石にママじゃないのー?と突っ込みたくなりましたが、しっかり抱っこする旦那を見てどうでも良くなりました(笑)
そしてようやく待ちに待った我が子の抱っこの番が回ってきました。カンガルーケアをし、娘の温かい体に触れて本当に安心しました。
ベビー肌着の襟をちゅうちゅうする仕草がとっても可愛くて、ただただ見つめていたことを覚えています。
その後、後産(胎盤を排出すること)も何事もなく終わり、少し裂傷してしまったお股の縫合処置をしてもらいました。
旦那も帰宅し、分娩室で娘と2人になりお昼ご飯が配膳されましたが、手が震えすぎて箸がうまく持てませんでした。
いきみすぎたのか、疲労困憊なのかはわかりませんが、体のあちこちが震えていたのを覚えています。
後日見つけたのですが、撮った記憶がない動画が私のスマホに保存されていました。
私が撮ったに違いないのですが、娘の姿が映された動画は終始ガタガタと震えており、その時私の手がどれだけ震えていたのかがよく分かりました(笑)
長い時間をかけてほんの少しだけ昼食を食べ、車椅子で病室へ。
そこからは娘と2人きり、右も左もわからないまま育児がスタート。
オムツ替えやお着替え、授乳など、育児アプリで学んだことを見よう見まねでやっていく日々でした。
初めての育児の記録に関してはまたどこかのタイミングでまとめたいと思います。
第一子出産レポート:最後に
私の初産は、陣痛開始から約10時間半での出産でした。
難産の方に比べると、比較的トラブルもなくスムーズに終わってくれましたが、間違いなく人生で一番痛かったです。
怖がるよりも、出産という神秘的で貴重な体験にしっかり向き合おうという心構えが事前にできていたことで、パニックにならず落ち着いて出産できたのかなと思います。
これから出産を控えている方、将来的に出産を考えている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!